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「O/A」-二人一役で紡ぐ物語- [漫画]


O/A (1) (角川コミックス・エース 216-4)

O/A (1) (角川コミックス・エース 216-4)

  • 作者: 渡会 けいじ
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/06/04
  • メディア: コミック


とあるきっかけから興味を持った「O/A」。
とりあえず3巻まで買ってみて読んでみたんですが、これがもう面白くて。
即つい先日発売されたという完結巻まで買ってきて一気に読み、そのままブログを書いていますw 

題材は「ラジオ」。FMとか、インターネットラジオとか。
自分も超A&Gとか日本放送なんかはよく聴きます。(主に声優関連でw)

で、この作品は、ひょんなことから大人気アイドルの堀内ゆたかの代理で彼女と全く同じ声を持つ芸人の卵の田中はるみがラジオをやることになることから始まります。声だけなのをいいことに。
ラジオの主役はあくまで堀内ゆたか。だから田中はるみはあくまでゆたかを演じて話さなければいけないわけですが、突然そんなことを任されたはるみはとにかくリスナーを楽しませようと下ネタを連発してしまうわけですw
そしてそれが受けてしまい、次からはゆたかとはるみが二人一役でラジオを進めることになります。

はたして人気も性格も全く違う二人が紡ぎだす物語とは。。



ま、あらすじはこれぐらいにして感想を。
・ふたりの関係性
事務所のスキャンダル、過去、家族との関係、ことあるごとにゆたかは落ち込むんですが、そのたびにはるみがゆたかの背中を押してくれる。二人のやり取りは読んでいて楽しいし、喧嘩することもまた一興。
そして、7巻でゆたかが大人気アイドルにまで駆け上がり、もう自分が居なくても大丈夫になって寂しさを感じていた後の簡単なやり取りもいいですね。
(ここでのはるみの先輩芸人のセリフがまた良いんだよなあ。)

・海江田ミホ
ゆたかのライバル的存在である彼女。
ライバルでありながら実はゆたかに憧れていて、それをゆたか自身は忘れているって設定が良い。
基本的に攻撃的なセリフを吐いている彼女だけど、裏が透けて見えて可愛過ぎるww

・総括
ギャグ、シリアスともにすごくテンポが良く、とても楽しめた。
下ネタなどでテンポよく進んでたと思ったらいつの間にかいい話になってたりして、構成がすごいと思う。
シリアスな話をいい感じに締めた後、落としてくるのはこの人の作風なのか?w
それから、潜水艦のあのおっさんがあんな形で再登場するとはww


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